2025年4月9日 公開
東証スタンダード上場のウェブマーケティング支援J社~赤字続きの子会社を売却|特別情報
令和4年2月に東証スタンダード上場のX社を連結子会社にして以降赤字経営が続いているが、今年2月にX社の株式の一部を売却して連結対象から外し、黒字化に向けて新たなスタートを切った。ウェブマーケティング支援事業を軸にクラウド型ウェブサイトの最適化サービスや入力フォームの最適化サービスなどを提供し、導入先企業のウェブサイトの利便性向上のサポートをしている。平成27年3月に東証マザーズへ上場し、28年12月に東証1部へ市場変更したが、売上高は長らく10億円台で推移するなど、伸び悩んできた。転機となったのがX社の買収で、売上高は令和4年12月期に46億円へと大きく伸ばした。これはX社の売上高約30億円を取り込んだことによるものだが、粗利益率の悪化により販管費を吸収することができず、5億円の最終赤字となった。5年12月期以降も1億円あまりの最終赤字となり、同期から継続企業の前提に関する重要事象等が記載されることとなった。こうした中、昨年11月に東証スタンダード上場のY社が当社株式に対するTOBを発表し、当社は上場維持を条件に賛同を表明、第三者割当増資も引き受けて議決権ベースで51.0%を保有し、Y社の連結子会社となった。一方、赤字の原因であったX社の株価は昨年まで300円ほどで推移していたが今年に入って急騰し、600円台を付けることもあった。すると1月に東証スタンダード上場のZ社の代表から当社代表にX社の株式を購入したいと直接アプローチしてきた。話はトントン拍子でまとまったようで、Zの筆頭株主であるシンガポール法人に…
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