2024年2月28日 公開
東証グロース上場のPR事業会社O社~子会社社長を勤務中の飲酒で解任|特別情報
令和5年3月に子会社化したX社において、社長のY氏を常習的な飲酒で業務に支障を来したとして、2月13日付で解任した。当社は平成18年6月に大阪市で中小・中堅企業や医療機関を対象としたPR会社として創業され、19年4月に本店を東京に移転した。また、19年3月に経営者が自社をPRする動画サイトを開設し、25年8月にはビジネス情報誌を発刊している。売上高は10億円にも満たない状況が続いてきたが、令和1年5月期に12億円を計上すると一挙に加速し、3年6月に東証マザーズへ上場した。その後も低コストで広報活動できるサービスや決裁者とのアポイントマッチングサービスを始めるなど、事業領域を拡大している。5年3月に同業のX社を買収して完全子会社にした。Y氏は同社の中堅社員として勤務していた人物で、4年5月に取締役に就任すると同時に代表取締役に選任されていた。今回の解任理由は「過去数年にわたって勤務中の飲酒が常態化していたこと」が発覚したためで、酒気を帯びた状態で会議に参加したり、クライアントとの面談に臨んでいたことが判明した。また、部下への指導も酒気帯び状態で行われていたことが推察され、「パワハラめいた発言を受けた」との証言もある。クライアントとの懇親の席では「セクハラ発言を繰り返した」としてクレームが入っていた。そして、昨年末頃から具体的な経営方針を示すことができなくなったうえ、親会社との意思疎通にも支障が生じるようになり、今年に入ってからは出社もしなくなって主要な経営会議を無断で欠席するようになっていた。Y氏は一部取引先に対して・・・
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