2024年1月31日 公開
東証グロース上場の栄養補助食品販売K社~一部商品の回収で業績予想を下方修正|特別情報
自社ブランドの完全栄養食の食パンなどを企画・開発する当社は1月15日、令和6年2月期の通期業績予想を下方修正した。昨年10月に一部商品でカビの多発が確認され自主回収した影響により、売上高は従来の171億円から151億円への減収を見込む。損益面も一時的な商品廃棄損の増加などで▲4億27百万円と予想していた営業赤字額が、▲10億99百万円に拡大する見通しとしている。昨年10月20日、製造委託先の工場の一部製造ロットにおいて、カビ発生が多発していたことが判明した。10月23日、当該製造所で製造した商品の自主回収および、当該製造所での製造中止・出荷停止を行うとともに、10月24日には本社所在地管轄の保健所および、消費者庁に自主回収の届出を行った。回収対象袋数は計76万4,581袋に上る。損失額は自主回収によるECサイトでの返金額の売上高控除で3億2,000万円、サブスクリプションの解約者数の増加や卸販売の減少などで17億7,000万円、トータルで20億9,000万円を見込む。令和6年2月期第3四半期決算(令和5年3月1日~11月30日)の売上高は115億円とすでに前期の通期実績を上回っているが、営業損益は▲5億05百万円の赤字となり、自己資本比率は前期末の45.4%から29.8%まで下落した。11月8日には商品自主回収にかかる一時的な支払の増加に備え、取引銀行から無担保・無保証で当座貸越契約に基づく5億円の借入を実施したことで、11月30日時点の有利子負債は短期借入金のみの10億円まで増加した。この5億円の返済について・・・
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