2023年12月27日 公開
東証スタンダード上場のログハウス販売G社~業績下方修正と社長交代を発表|特別情報
11月14日、令和6年3月期の通期業績予想を下方修正したと同時に、来年6月に開催予定の定時株主総会決議を経て社長が交代することを発表した。リリースによると、X代表取締役社長が同会長となり、代表取締役総務部長を務めているY氏が抜けて、Z執行役員営業統轄本部長が次期社長に内定した。設立以降X社長が牽引してきたが、令和3年5月にU氏が代表取締役専務に就任したことで、代表ふたりの体制となった。しかし、U氏は今年2月14日付で代表を解任され(5月31日付で取締役を辞任)、代わりにそれまで常務取締役総務部長を務めていたY氏が同日付で代表取締役総務部長に就任した。異動の理由として「業績低迷に伴う経営責任を明らかにしたもの」としている。今回、そのY氏もわずか1年で更迭され、来年6月にZ氏が社長に就任することとなる。X氏の後継者の選定が難航していることがうかがわれる。令和4年3月期は2期連続の最終赤字により継続企業の前提に関する重要事象が記載される事態となり、さらに5年3月期の最終赤字額は13億円強まで膨らみ、3期連続赤字と厳しい業況が続いている。この事態を打開すべく、昨年の秋に経営コンサルティング会社のV社とアドバイザリー契約を締結した。V社の指導により、前期中に希望退職者21名を減員、本社移転による賃料削減、不採算拠点2か所(金沢、秋田)の閉鎖を行った。さらに今年4月25日付で、都内のモデルハウスと土地を売却。5年3月期末時点で52億円強あった有利子負債は10億円弱に圧縮し、あわせて借入金の財務制限条項への抵触は解消した。V社とは6月末に契約を解消している。再建は順調のようにみえたが、このほど期首に公表した通期業績予想を下方修正した。期首予想と比べて・・・
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