2023年11月30日 公開

セブン(株)（旧商号・サナーエレクトロニクス(株)）｜東京都千代田区

【業種】 着火器具・照明器具等製造
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 22億3,586万円

特別情報東京版（H27.7.23、H29.12.19）で既報。11月17日、東京地裁から特別清算手続開始決定を受けた。負債総額は22億3,586万円。

昭和60年7月設立の着火器具・照明器具製造業者。給湯器やストーブなどのガス石油器具や、電球などの照明器具などを製造し、ガス器具メーカーをはじめ建材メーカーやホームセンターなどを販路としていた。ベトナムなどの海外にも工場を有しており、最盛期の平成26年9月期の売上高は43億6,232万円を計上していた。

しかし、デリバティブ損失を計上し業況が悪化。過年度からの有利子負債も重荷となる中、金融ＡＤＲによる金融債務の一部カットや、借り入れ返済のリスケジュールを行っていた。

その後、新型コロナウイルスの感染拡大により売上高は15億円台で推移していた。こうした中、今年3月1日付で当社の事業をグループ会社であるサナーエレクトロニクス(株)（旧商号・サナー(株)、法人番号：8010701023183、所在地：東京都千代田区）に吸収分割により承継した。当社は同日付で現商号に変更し、6月1日に株主総会の決議により解散。今回の措置となった。