2023年11月8日 公開
東証スタンダード上場の機械商社T社~中国不動産市況変調で損失計上か|特別情報
このほど今期の業績予想を修正した。売上高は170億円で据え置いたが、営業損益は5億円の黒字から一転して80百万円の赤字に転落する見通しだ。また、当初予想の経常利益4億円、純利益3億円を取下げ「未定」とした。これは当社の持分法適用会社が保有し渦中の中国信託大手が運用する資産運用商品の一部が債務不履行となる可能性があるためという。何が起きているのか。産業機械・機器などを販売する商社事業とペットボトル材料やプラスチックキャップなどを製造販売するプリフォーム事業を展開する。商社事業では印刷機やチューブ製造機をはじめ、3Dプリンタや3Dスキャナなどを扱う。プリフォーム事業は福井県や中国などに生産子会社を置く。主に国内の印刷業者や食料品飲料製造業者、官公庁に販路を有する。近年の業績はまずまずで推移してきた。しかし、前述のとおり、今期は営業損益の大幅な下方修正を余儀なくされた。これは売上原価高騰によるもの。プリフォーム事業において資源価格の高止まりにより材料費、物流コスト、水道光熱費などが増加。また、連結子会社が立ち上げ予定の新工場の稼働開始スケジュールが遅れていることも一部影響しているという。一方、経常・純利益予想を未定としたのは・・・
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