2023年10月3日 公開
(医)社団友伸會|東京都豊島区
【業種】 歯科診療所経営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 37億円内外
特別情報東京版(R5.1.10)で既報。9月29日、東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日監督命令を受けた。申立代理人は柴原 多弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200)他6名、監督委員は高木 茂弁護士(銀座木挽町法律事務所、東京都中央区築地4-2-11 新橋演舞場別館4階、TEL 03-6228-4487)が選任されている。負債総額は37億円内外。
平成14年2月設立の医療法人で「東京プラス歯科矯正歯科」や「透正堂歯科・矯正歯科」などを展開。積極的なM&Aを進め、平成27年には10施設を運営していた。「インビザライン」とよばれるマウスピース型カスタムメイド矯正装置の症例数は歯科医院グループの中でもトップクラスのシェアを有し、最盛期となる令和3年8月期の売上高は86億3,300万円内外を計上していた。
しかし、当社のウリでもあったマウスピース矯正の「キレイライン矯正」は想定以上にコストが発生し、低調な収益要因となっていた。令和2年に入るとコロナ禍が発生し、来客数が減少したことで、業績が悪化し債務超過に陥っていた。令和4年10月には理事長が交代した他、令和4年12月に入ると金融機関へ借り入れ返済のリスケを要請するなど資金繰りの悪化が表面化。
その間、事業再生コンサルティング会社のロングブラックパートナーズ(株)(法人番号:5010001114826、東京都港区)が入り固定費の削減などを行い事業の立て直しを図っていたが奏功せず、今回の措置となった。
今後は(医)社団穏容会(法人番号:5010105001532、東京都渋谷区)と、SheepMedical(株)(法人番号:7010401130322、東京都板橋区)がスポンサーに入り、経営再建を目指す。
業種 | 歯科診療所経営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都豊島区南池袋2-29-9 損保ジャパン南池袋ビル4階 |
設立 | 平成14年2月 |
従業員 | 197名 |
代表者 | 理事長 藤田 敦士 |
資本金 | 資産の総額 1億3,216万7,816円 |
負債総額 | 37億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2023年01月10日
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