2023年6月27日 公開
GF(株)(旧商号・古瀧(株))|福島県いわき市
【業種】 旅館経営
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 23億7,400万円内外
6月14日、福島地裁いわき支部より特別清算手続開始決定を受けた。負債総額は23億7,400万円内外。
元禄8年(1695年)創業の老舗旅館の経営会社で、昭和30年5月に(株)古瀧として法人化。いわき市湯本温泉で源泉かけ流しの「元禄彩雅宿古滝屋」を経営していた。ピークとなる平成2年12月期には年商12億1,000万円内外を計上していた。
しかし、バブル崩壊後の景気低迷で売り上げが落ち込み、東日本大震災で建物が被災し、福島第一原発事故による風評被害で一時は休業を余儀なくされた。ピーク時の収容人員は360名ほどだったが、140名の規模に縮小して営業を続けていたものの、新型コロナ感染症拡大の影響で宿泊客が減少し、個人客や日帰り入浴客に絞った営業を行うなどで令和3年12月期では年商が1億6,000万円内外まで落ちていたもので、赤字決算が続くようになっていた。
このため、令和4年7月に古瀧(株)(法人番号:5380001032958、所在地:福島県いわき市常磐湯本町三函207、代表者:里見 喜生、資本金:1,005万円)を新たに設立し令和4年10月1日、新会社に会社分割を実施し、当社の商号を古瀧(株)に変更して清算手続きの準備に入り、3月31日に解散していた。
新会社の古瀧(株)は令和4年10月1日に(株)古瀧に商号変更し、現在旧会社の業務を継承し営業を続けている。なお、一連の流れについては国や県が出資する、福島産業復興機構のファンドの支援を受けた経営再建の一環として進めてきたものとしている。
業種 | 旅館経営 |
倒産形態 | 特別清算手続開始決定 |
所在地 | 福島県いわき市常磐湯本町三函208 |
設立 | 昭和30年5月 |
創業 | 元禄(げんろく)8年(1695年) |
代表者 | 代表清算人 御山 義明 |
資本金 | 8,000万円 |
年商 | 1億6,000万円内外(3/12) |
負債総額 | 23億7,400万円内外 |