2023年6月28日 公開
東証スタンダード上場のバルブメーカーB社~独禁法違反の疑いで公取委が立入検査|特別情報
当社は6月16日、石油ガス容器用バルブの販売に関し、独占禁止法違反(不当な取引制限の禁止)の疑いがあるとして、公正取引委員会の立入検査を受けたと公表した。立入検査を受けた当日の14日にはマスコミ各社がそれに先立って報道。株価は下げた。今後の展開に注目が集まっている。業界最大手のLPG・高圧ガス容器用バルブ等製造販売業者。創業以来90年余にわたってバルブ専門メーカーとして多様な産業分野へ高性能バルブを提供するなど、業界トップシェアを誇る。今回、立入検査を受けたのは当社を含む4社で本社や国内各地の営業所など約20か所の関係先が対象となったようだ。4社でシェアの大半を占めるとされる。新聞報道によると、4社は平成27年以降、複数回にわたって、会合を開いたり、連絡を取り合ったりした上で、バルブの販売価格を上げて維持することに合意した疑いがあるという。販売収益を各社が安定して確保することが狙いだったとみられており、取引先には「原材料が値上がりし、製造コストが上昇したため、価格を改定した」などと説明していたようだ。各社の本社同士で合意した内容は、地方の営業所にも伝えられ、地域ごとに販売価格などの調整が行われていた疑いも持たれているという。そうしたこともあってか・・・
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