2023年5月15日 公開
続報/(株)スリーアイ|横浜市鶴見区
【業種】 調剤薬局
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 19億2,500万円内外
特別情報東京版(H28.10.18)、令和4年12月20日付本情報号外で既報。令和4年12月16日付で事業を停止し、5月8日に横浜地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は畑 裕士弁護士(川崎ひかり法律事務所、川崎市川崎区東田町8 パレール三井ビルディング11階、TEL 044-223-4401)が選任されている。負債総額は19億2,500万円内外。
平成2年9月に設立した調剤薬局業者。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などに地域住民のかかりつけ薬局として「スリーアイ薬局」や「アイ調剤薬局」など、7店舗を経営。処方箋(せん)による医薬品を取り扱っていた。また、代表個人の人脈により薬局、飲食店などの店舗リフォーム工事も手掛けていた。薬局事業と工事事業の両輪で事業を展開し、最盛期となる令和元年12月期には売上高26億3,600万円内外を計上していた。
しかし、平成28年ごろより取引先への支払い遅延が発生していた他、金融機関より債権譲渡登記が設定されるなど、資金繰りの変調が表面化。その後も大手薬局チェーンをはじめとした競合先との価格競争が激化する中、新型コロナウイルス感染拡大の影響により患者数が減少した一方で、飲食店の休業などで工事受注も減少し、令和3年12月期の売上高は21億5,600万円内外まで落ち込んだ。過年度からの有利子負債の負担も重く、資金繰りの改善に至らなかった中、令和4年12月に債務整理を弁護士に一任していたが、今回の事態となった。
業種 | 調剤薬局 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 横浜市鶴見区豊岡町3-17 朝日生命鶴見ビル6階 |
設立 | 平成2年9月 |
従業員 | 42名 |
代表者 | 入江 一行 |
資本金 | 5,000万円 |
年商 | 21億5,600万円内外(3/12) |
負債総額 | 19億2,500万円内外 |