2023年4月27日 公開
ユニゾホールディングス(株)|東京都港区
【業種】 不動産・ホテル事業
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 1,262億円内外
特別情報東京版(H28.10.24、R2.8.20、R2.12.24、R3.2.10、R3.2.17、R3.2.24、R3.3.23、R4.1.26、R4.6.30、R5.4.11)および東京本部情報会(H29.2.7、R2.12.17、R5.3.16)で既報。4月26日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日付で保全・監督命令を受けた。申立代理人は岡野 真也弁護士(弁護士法人岡野真也法律事務所、東京都中央区日本橋本石町3-1-2 FORECAST新常盤橋5階、TEL 03-6804-8388)、諸橋 隆章弁護士(ライジング法律事務所、東京都中央区八丁堀1-5-2 はごろもビル2階、TEL 03-6228-6822)他3名。監督委員は加々美 博久弁護士(加々美法律事務所、東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル8階、TEL 03-3581-3901)が選任された。負債総額は1,262億円内外(金融債務が債権者45名内外に対し649億円内外、他に社債権者が610億円内外)。
昭和52年5月に旧・日本興業銀行(現・みずほ銀行)系の不動産会社、常和興産(株)のビジネスホテル部門として設立した。平成16年3月の常和興産グループ再編の際、常和興産(株)と常和ビルディング(株)を吸収合併し、ホテル事業を新設した(株)サン・ホテル(現・ユニゾホテル(株)(法人番号:3010001086745))に会社分割し、当社は常和ホールディングス(株)に商号を変更して持ち株会社となった。平成21年6月に東証2部へ上場後、平成23年2月の1部指定を経て平成27年7月に現商号へ変更している。
設立以降、不動産・ホテル事業をグループ全体で展開し、都市部を中心に保有するオフィスビルの賃貸と「ホテルユニゾ」「ユニゾイン」などビジネスホテルを運営。物件取得と拡張に注力しながら新規ホテルの開業を進めて業容を拡大し、平成31年3月期は連結決算で560億5,300万円内外を計上した。
しかし、令和元年に(株)エイチ・アイ・エスが株式公開買い付け(TOB)を表明すると、当社は拒否の構えを取って米投資ファンドのローンスターによる支援を受けながら上場企業初となる従業員による買収(EBO)を実施し、令和2年6月に上場廃止となった経緯がある。その後、ローンスターから借り入れした2,000億円内外にのぼる買収資金の返済において、当社グループから資金流出の問題が内部告発されるなどして社債価格が暴落するなど信用不安も生じていた。また、コロナ禍に入ってからはホテル事業が苦戦を強いられて資金繰りは更に悪化。保有ビルの売却などを進めるなど対策を講じるも奏功せず、私的整理を前提としたスポンサーの模索を進めていたが、複数の候補先と協議を重ねるも最終的な支援先を取り付けられず、5月26日の社債償還期日までに100億円の社債償還原資を確保することが難しいことから今回の措置に至った。
なお、4月26日付で日本産業推進機構グループとの間で、スポンサー支援にかかる基本合意を締結し、今後は同グループの支援を受けながら再生を図るとしている。
業種 | 不動産・ホテル事業 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都港区三田3-4-10 リーラヒジリザカ3・4階 |
設立 | 昭和52年5月 |
創業 | 昭和34年9月 |
従業員 | 55名 |
代表者 | 山口 雄平 |
資本金 | 320億6,288万4,330円 |
年商 | 142億9,600万円内外(4/3) |
負債総額 | 1,262億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2023年4月11日
2022年6月30日
2022年1月26日
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