2023年4月13日 公開
テラファーマ(株)、他1社|東京都新宿区
【業種】 再生医療等製品研究・開発
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 20億8,571万円(2社合計・3/12)
当社および関連会社の(株)オールジーン(法人番号:6020001104701、所在地:東京都新宿区西新宿7-22-36 三井花桐ビル、設立:平成26年2月、代表者:同代表、資本金:4,500万円)は4月5日、東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は安達 桂一弁護士(岩崎・安達・岡本法律事務所、東京都千代田区九段北4-1-5 市ヶ谷法曹ビル102号、TEL 03-3234-5221)が選任された。負債総額は、当社が19億7,257万円、(株)オールジーンが1億1,314万円、2社合計で20億8,571万円。なお、負債総額は令和3年12月期決算時点のものであり、その後、一部事業を譲渡しており、変動している可能性がある。
平成26年1月に設立した再生医療製品の研究・開発業者。当時東証スタンダードに上場していたテラ(株)(法人番号:4010001132341、東京都新宿区、令和4年8月破産手続開始決定、令和4年8月8日付本情報号外で既報)の100%出資子会社として設立した。樹状細胞ワクチン療法技術を基にした再生医療等製品を開発していた他、川崎市内の細胞加工施設で樹状細胞ワクチンの製造や、国立大学が実施する樹状細胞ワクチンの医師主導治験への治験製品を提供していた。
しかし、売り上げ不足の中、製造設備や研究開発費用への投資がかさみ、赤字垂れ流しの状態が続いたことで、令和3年12月期には18億3,262万円の債務超過となった。同社からの貸付金などで資金繰りを維持していたが、テラ(株)への強制捜査や関係者の不正逮捕などで信用失墜して以降は支援が得られず、当社従業員への給与や家賃などの支払いが遅延する事態が続いた。
このような中、テラ(株)は令和4年8月5日、東京地裁から破産手続開始決定を受けた。その後、令和4年12月に医薬品販売大手のアルフレッサ(株)(法人番号:3010001027880、東京都千代田区)の関連会社であるセルリソーシズ(株)(法人番号:7010001226231、東京都千代田区)に当社の再生医療などの製品事業にかかる資産、債務、従業員などを事業譲渡し、今回の措置となった。
遺伝子検査サービスを手掛けていた(株)オールジーンは、業績不振を理由に設立後数年で休眠状態に陥り、当社に連鎖した。
業種 | 再生医療等製品研究・開発 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー20階 |
設立 | 平成26年1月 |
代表者 | 木内 清人 |
資本金 | 2億5,076万9,000 |
負債総額 | 20億8,571万円(2社合計・3/12) |