2023年3月14日 公開

続報／ヒカリレンタ(株)、他1社｜東京都中央区

【業種】 ＬＥＤ照明レンタル
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 60億円内外（2社合計）

2月2日付本情報号外で既報の当社および関連会社のヒカリレンタ首都圏(株)（法人番号：3020003007376、所在地：東京都渋谷区、設立：平成24年4月、代表者：野寄 好明、資本金：50万円）は3月10日、東京地裁へ破産手続開始を申し立てた。申立代理人は大河内 將貴弁護士（第一総合法律事務所、東京都港区新橋1-18-12 新橋１丁目ビル3階、TEL 03-3593-7605）他2名が選任されている。負債総額は2社合計で60億円内外。

平成24年5月設立のＬＥＤ照明レンタル業者。代理店を介して美容室、飲食店、スポーツジムなどとレンタル契約を締結し、成約数や紹介数に応じて代理店に報酬を支払うビジネスモデルを構築していた。関東圏から九州地区の主要都市に代理店を置き、ユーザー数は1,500社を超えるまでに拡大。平成31年3月期で7億3,249万円を計上していた売上高は、令和4年3月期に入ると33億5,664万円まで伸長した。

しかし、低収益が続く中、オーナー制度の運用が想定以上に機能せず、顧客とのトラブルが発生するなど信用失墜。更に、新型コロナウイルス感染拡大の影響により既存顧客の解約が相次いだことで資金繰りがひっ迫し、令和4年10月以降はオーナーへの支払いが履行されない事態となった。その後、立て直しを図ったが事業環境の改善に至らず、1月31日に事業を停止、破産手続開始申立の準備に入っていた。

平成24年4月に設立した関連会社のヒカリレンタ首都圏(株)も当社に連鎖した。