2023年3月8日 公開
東証スタンダードのログハウスメーカーG社~業績不振でナンバー2が降格|特別情報
原料価格高騰の影響などから令和5年3月期に入って大幅値上げを実施したが、これが裏目に出て業績が大幅に悪化。創業社長に次ぐナンバー2のX氏が2月14日付で代表取締役専務から社長付の取締役に降格する人事を発表した。全国に40近いモデルハウスを有する国内最大手のログハウスメーカー。「住む」より「楽しむ」をコンセプトに比較的安い値段設定をし、家具などを割引価格で購入できるなどの特典で業績を伸ばしてきた。今回、降格となったX氏は住宅大手出身で、平成28年に直販営業部門長補佐として当社に入社し、29年に営業統括本部長として営業のトップに立つと取締役、常務と順調に昇格。令和2年3月期に売上高が過去最高となる176億円を計上すると同年6月に専務に昇格し、令和3年5月からは代表権のある専務となった。しかし、3年3月期は新型コロナウイルスの影響から減収に転じ赤字に転落、4年3月期もウッドショック(木材価格急騰)の影響から赤字脱却には至らず、継続企業の前提に関する重要事象等が記載された。中期経営計画の最終年度を迎える5年3月期は、ウッドショックの影響はあったものの4年3月期の契約高や期末の契約残高が落ちなかったことから大幅な値上げに踏み切ったが、市場価格とのミスマッチを生み、顧客離れが進んでしまった。第3四半期を終えて契約高は前年同期比27.9%減の92億円、契約残高は同12.8%減の70億円にとどまり、売上高は同10.2%減の107億円、最終赤字6億13百万円(前年同期は2億91百万円の赤字)となった。通期予想は中計の当初の計画である売上高240億円、営業利益率5%には遠く及ばず、敗北宣言をすることとなった。こうした事態を受けて昨年11月に経営基盤強化策を発表。内容は①正社員の約15%にあたる25名の希望退職者の募集②本社オフィス移転③子会社を含む営業拠点の閉鎖の3点で7億円の経費削減が見込まれるが、これらの費用として4億20百万円が発生する。そして2月14日にX専務の降格とY常務・・・
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