2022年12月14日 公開
東証プライムの機械メーカーP社~子会社で長年にわたる不正行為が発覚|特別情報
11月に公表された特別調査委員会による報告書で、連結子会社において24年間にわたる不正行為が行われていた実態が明らかになった。不正行為を行っていたのはX社。X社は鋳鍛鋼製品などの設計・製造および据付・改修・撤去・点検等を行っており、売上高は400億円を超えるなど、グループの中核を担っている。不正行為はX社の本社のある北海道の工場で行われていた。内部通報により発覚したもので、不正行為は平成10年から行われ、その数は判明しただけで449件にも及ぶ。製品群別にみると電力製品が341件と最も多く、鍛鋼製品が68件、次いで原子力製品の20件となっている。報告書では不適切な行為を「改ざん」「ねつ造」「不正検査」「虚偽記載」「未報告」の5つに分類している。具体的には各検査・試験の数値を書き換える改ざんや、実際には実施していない(省力した)検査・試験で検査成績書を作成するねつ造、顧客仕様で定められた方法、工程等と異なる検査を実施したにも関わらず、仕様通りに検査したという虚偽報告、契約上顧客に報告しなければならない内容があるにも関わらず、顧客に報告しなかったなどが挙げられている。不正行為の件数が449件と言っても・・・
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