2022年8月31日 公開

日本ロジステック(株)、他1社｜東京都千代田区

【業種】 倉庫
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 155億5,981万円（2社合計）

同社および日本ロジステックサポート(株)（法人番号：7040001030390、業種：一般貨物運送、所在地：千葉県浦安市千鳥12-20、設立：平成2年6月、代表者：三橋 一成 他1名、資本金：1億円、年商：（4/3）8億5,533万円）は8月30日、東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は網野 精一弁護士（阿部・井窪・片山法律事務所、東京都中央区八重洲2-8-7 福岡ビル9階、TEL 03-3273-2600）。負債総額は、同社が151億0,318万円、日本ロジステックサポート(株)が4億5,663万円（令和4年3月期末時点）で、2社合計155億5,981万円。

平成29年12月設立の倉庫業者。昭和34年10月設立の日本ロジステックホールディングス(株)（法人番号：8010001033973、所在地：東京都千代田区）から平成30年4月、会社分割によりグループ管理事業以外を承継した。倉庫業をはじめ通関業、貨物運送取次業、荷造資材販売など総合物流サービスを手掛けて急拡大する中、近年は楽天グループ(株)（法人番号：9010701020592、東証プライム上場）傘下で楽天モバイル(株)（法人番号：2010901041404、東京都世田谷区）からの基地局設置関連業務の受注が増加。平成31年3月期には売上高106億2,758万円を計上した。その後もフォワーディング業務を手掛ける関連会社の合併や輸送量などが増える中で楽天モバイルとの取引も更に増加。令和4年3月期には売上高405億6,968万円、当期純利益27億7,504万円を計上するに至るなど、業容は急拡大していた。

しかし、その後は大口受注の一服感が強まる中で楽天モバイルの基地局設置関連業務について何らかのトラブルが発生。資金繰りがつかなくなったとみられる。日本ロジステックサポート(株)は同社に連鎖、今回の事態となった。