2022年8月10日 公開
東証グロースの飲食チェーンＲ社～筆頭株主が株主提案｜特別情報
4月25日、筆頭株主（議決権比率29.60％）のＸ社が6月開催の当社の定時株主総会で、取締役5名の選任を株主提案すると通知した。最終的に株主提案は撤回されたが、その過程でさまざまな興味深い事実が浮き彫りになった。Ｘ社が株主提案に踏み切った理由は「継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められるとされていることなど、当社の業績が継続的に低迷していることに鑑みて、当社の中長期的な企業価値向上に向けてガバナンス体制を強化するため」とあるものの、取締役候補5名のなかに創業者で現社長のＹ氏とＣＦＯのＺ氏が含まれていなかったことから、Ｘ社が当社の経営支配権の奪取を目指していることが明らかになった。これには当社が猛反発した。5月18日付で代理人を通じてＸ社に送付した「質問状」をホームページで公開。Ｘ社が関東財務局に提出してきた大量保有報告書では、当社株式の保有目的は「純投資」で、重要提案行為等は「なし」と記載してきたこととの矛盾を指摘するとともに、Ｘ社側から3名以上の取締役を出さないとする資本提携契約にも違反しているとした。さらに質問状によればＸ社は当社に対し、業績改善策として新規事業を始めるように提案してきたという。その新規事業とは･･･
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