2022年8月2日 公開
三崎商事(株)|大阪府箕面市
【業種】 婦人既成服・洋品雑貨卸
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 45億円内外
特別情報大阪版「正念場の老舗問屋」(R4.2.2)他、大阪支社情報会などで既報。8月1日付で大阪地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は稲田 正毅弁護士(共栄法律事務所、大阪市中央区南船場4-3-2 ヒューリック心斎橋ビル5階、TEL 06-6222-5755)他。負債総額は45億円内外が見込まれている。
昭和38年5月に設立し、長年にわたり在阪老舗アパレル問屋として、インポートブランド特にイタリアの「チヴィディーニ」や「ゲラルディーニ」などミラノコレクションで有名なブランドを取り扱い、F2層(35~49歳女性)をターゲットに業界内での立ち位置を確立していた。
しかし、バブル崩壊以後の服飾業界の移り変わりのスピードに旧態依然の経営スタイルを継続。業容悪化を余儀なくされ業界の波に乗ることができずコロナ禍を迎えていた。数値に関しても令和2年2月期・令和3年2月期と減収の中で億単位の赤字計上を余儀なくされるなど、更に財務棄損が鮮明となるなど対外信用は低下していた。
前期決算でも状況は変わらず3期連続赤字となるなど、既にリスケ済とはいえ不動産売却による返済資金捻出(ねんしゅつ)も限界。更に与信面で重要なファクタリングが複数の会社で同社に対する保証がこれまで通りかからなくなるなど先行きが注目されていたが、資金面を含めた先行きの見通しがたたなくなり、長期化していた自力再建を断念せざるを得ず、法的申立での再建を目指すこととなった。
業種 | 婦人既成服・洋品雑貨卸 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 大阪府箕面市船場東2-1-13 |
設立 | 昭和38年5月 |
代表者 | 三崎 勝弘 |
資本金 | 9,600万円 |
年商 | 31億1,000万円内外(4/2) |
負債総額 | 45億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2022年2月2日
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は小社の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。