2022年8月2日 公開
(株)プログレスファクトリー、他2社|前橋市
【業種】 電子部品製造等
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 44億円内外(3社合計)
US情報北関東版(R1.12.10)および特別情報東京版(R4.4.7)他で既報。(株)プログレスファクトリーおよび関連会社の(株)プログレス(法人番号:4070002007256、業種:清掃、所在地:同所、代表者:同代表)と(株)人財プログレスネットワーク(法人番号:8070001004671、業種:人材派遣、所在地:同所、代表者:同代表)は、7月29日までに事業を停止し、村上 大樹弁護士(村上大樹法律事務所、群馬県伊勢崎市安堀町1867-9 GG2階、TEL 0270-75-3800)に事後処理を一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は、(株)プログレスファクトリーが27億7,000万円内外(令和3年9月期時点)、(株)プログレスが3億円内外(令和4年3月期時点)、(株)人財プログレスネットワークが13億3,000万円内外(令和4年3月期決算時点)、3社合計で44億円内外。
現代表が電子機器製造会社などでの経験を経て独立し、前橋市を拠点に平成14年8月に製造請負業として(有)プログレスを設立。その後、平成16年に人材派遣業の(株)人財プログレスネットワークを設立。自社工場の製造従事者に加え、他工場への派遣業に着手した。以降、多様なメーカーとのパイプを築いて業容を拡大し、平成23年10月に各種部品の製造・組立作業請負業として(株)プログレスファクトリーを分社化した。平成24年にグループの礎であり中枢である(有)プログレスを株式会社に改組、清掃請負業者として(株)プログレスファクトリーとのすみ分けを行い、プログレスグループを形成し事業を拡大してきた。主に遊技機器メーカーや、医療機器、電子機器、自動車部品などの多様なメーカーに受注基盤を確立し、受注量の増加から近年では設備投資が活発化し工場を増設するなど拡大基調を維持し令和2年9月期には24億8,000万円内外を計上していた。
しかし、積極的な設備投資に伴う借入金は過多の状態にあり、借り入れ負担は増加していた。そのような中、令和2年以降のコロナ禍により遊技機器や自動車部品メーカーなどが影響を受け(株)プログレスファクトリーの受注は低迷し業況は悪化していた。その間、グループ内での採算性の合わない請負業務の精査や、強アルカリ電解水「ぴゅあちゃん」の製造・販売を展開するなどで業績回復を目指したが奏功せず、厳しい状況が続いていた資金繰りは限界に達し、関連会社2社とともに今回の措置に至った。
業種 | 電子部品製造等 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 前橋市天川大島町1392 |
設立 | 平成23年10月 |
創業 | 平成14年8月 |
従業員 | 40名 |
代表者 | 伊藤 貴宏 |
資本金 | 1,000万円 |
負債総額 | 44億円内外(3社合計) |