2022年8月1日 公開
(株)オフィスエフエイ・コム|栃木県小山市
【業種】 ソフトウエア開発
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 60億円内外
7月29日、東京地裁に民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は相澤 豪弁護士(TMI総合法律事務所、東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー23階、TEL 03-6438-5511)他8名。負債総額は60億円内外。
平成9年に創業した独立系のシステム構築・ソフトウエア開発業者。産業機械の製造を一部内製化している点や物流部門までカバー可能な点を強みとして事業を展開。東名阪および九州地区に営業拠点を開設し、中小から大手事業者まで幅広く販路を構築してきた。省力化や効率化案件などを手がけ、ロボットメーカー向けの受注が特に伸長。令和2年12月期には売上高で76億9,000万円内外まで増加、業容は急拡大していた。
しかし、こうした急激な規模拡大で売掛金や在庫などの立替資金需要が高騰。更には令和3年7月にロボコム・アンド・エフエイコム(株)(法人番号:7010401140635、東京都港区)の南相馬工場内に開設した「スマートファクトリーラボMINAMISOMA」への設備投資負担も重なって、有利子負債への依存度は高まっていた。
今年に入るとロシアによるウクライナ侵攻などの影響で部品の供給が遅延した。また、半導体不足などで納期遅延が発生し、入金が遅れたことで資金繰りはひっ迫。支えきれずに今回の措置となった。
業種 | ソフトウエア開発 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 栃木県小山市大字楢木293-21 |
設立 | 平成11年10月 |
創業 | 平成9年 |
代表者 | 飯野 英城 |
資本金 | 8,500万円 |
負債総額 | 60億円内外 |