2022年6月29日 公開
(株)サンビック|茨城県つくば市
【業種】 パチンコホール経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 25億円内外
6月14日、水戸地裁土浦支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には堀 賢介弁護士(つくばパーク法律事務所、茨城県つくば市二の宮3-8-3 ヒガシビル202、TEL 029-875-8030)が選任された。負債総額は25億円内外。財産状況報告集会・廃止意見聴取・計算報告の期日は10月20日午前11時。
昭和42年9月設立のパチンコホール経営業者。当初は不動産業を生業とし、工場やパチンコ店などへの不動産賃貸などを主として平成7年7月期には売上高2億7,300万円内外を計上。同期はバブル期に取得した社有地の処分で債務超過状態となっていた。その後は市況悪化で売上高は減少基調となるが一定の収益性を維持していた。その後、社有地の活用を目的に遊技場経営に乗り出し、平成11年12月、茨城県土浦市郊外に「タイタニック」の屋号で大型遊技施設をオープン。更に、平成15年には群馬県に「タイタニック桐生店」を出店し業容を拡大。ピークとなる平成16年7月期には80億円を超える売上高を計上していた。
しかし、投資負担は重く債務超過状態であった平成18年に関連会社を合併したことで債務が膨らみ、更に他店との競合や競争激化などから業績は下降基調をたどり、平成27年7月期の売上高は16億円台にまで減少していた。
そのような中、平成28年には「タイタニック桐生店」の事業を同業者へ譲渡し既存店の運営に注力していた。業界の規制強化や、令和2年以降の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で客足が遠のく中、令和3年2月28日をもって建物や設備の老朽化を理由に土浦店を閉店していた。この間、社有不動産の売却などで再建を目指すも事業継続を断念し、今回の措置に至った。
業種 | パチンコホール経営 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 茨城県つくば市並木3-20-1 |
設立 | 昭和42年9月 |
代表者 | 桜井 克祐 |
資本金 | 1,300万円 |
負債総額 | 25億円内外 |