2022年5月31日 公開

(株)スガイディノス｜札幌市中央区

【業種】 ゲームセンター・映画館等経営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 23億円内外

特別情報東京版（R2.11.18）で既報。5月30日に札幌地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は小林 晃弁護士（札幌シティ法律事務所、札幌市中央区大通西5丁目 桂和大通ビル38-6階、TEL 011-271-5305）。負債総額は23億円内外。各施設の営業は継続している。

昭和29年5月に須貝興行(株)の商号で設立したゲームセンター運営の流れをくむゲームセンター・映画館等経営業者。須貝興行(株)は、昭和43年に映画館やボウリング場、ビリヤード場などをそろえた「札幌須貝ビル」を札幌市の中心部に建設。その後、札幌市内に大型アミューズメント施設を開設して規模拡大を図った。
しかし、平成12年以降は娯楽の多様化や消費マインドの低迷などから業況は伸び悩んだ。その後、グループの合理化が行われる中、再度の商号変更を経て平成26年7月にＳＤエンターテイメント(株)に商号を変更。同社はＳＤエンターテイメント(株)から会社分割によって、平成30年12月に設立した。

「ディノスパーク」「ディノスボウル」「ディノスシネマズ」の店舗名でゲームセンター、ボウリング場、映画館などのエンターテインメント事業を手掛け、令和元年11月期には売上高35億0,900万円内外を計上した。

しかし、令和2年以降、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響から来店者は減少。令和3年11月期売上高は25億円内外に落ち込んで連続の赤字となって苦戦。事業の再生に向けて、今回の措置となった。