2022年4月20日 公開
東証グロースの旅行会社C社~リース料の減免・猶予を受け再建中|特別情報
令和3年12月期は前期に続いて大幅な赤字となり、リース料の一部減免や支払い猶予をしてもらっている。韓国ソウルに本社を置くX社が日本向け旅行者を対象に設立した旅行会社で、韓国人をメインに一部中国人旅行者も対象にしてきたが、業容拡大のため、平成29年にベトナムとインドに、31年にはインドネシアに事務所を開設している。しかし、29年から日韓関係が険悪なムードに包まれると当社の業績も次第に下降線をたどるようになり、徴用工問題の再燃などもあって令和1年12月期は赤字決算となった。翌2年に入ると新型コロナウイルス感染症の感染拡大が顕在化し、水際対策として中国や韓国をはじめとする一部地域からの入国制限がされると、2年12月期の業績は壊滅的影響を受け、連結売上高は前比85.6%減の9億円となり、最終赤字28億円を計上して継続企業の前提に関する疑義注記が記載された。一方、インバウンド需要の増加を見込んで関連会社が手がけるホテルが平成30年7月以降相次ぎオープンした。しかし、客室単価が下がっている上に稼働率も上がらず、3年12月期のホテル等施設運営事業のセグメント損失は14億円に上った。また、ホテル施設のリース代も支払いができず、京都のホテルの開業資金およびホテル運営に係るマスターリース料など4億円余りの減免や支払い猶予を受けている。新株発行により3年11月に・・・
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