2022年3月10日 公開
インデュア(株)|東京都品川区
【業種】 キャッシュレス決済関連事業
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 10億円内外
特別情報東京版(H31.1.15、R2.3.18)で既報。3月2日、東京地裁から破産手続開始決定を受けた。破産管財人には栗山 陽一郎弁護士(TMI総合法律事務所、東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー23階、TEL 03-6438-5511)が選任されている。令和3年3月にNIPPON Platform(株)から現商号に変更し、令和3年4月に登記上の本社を移転している。負債総額は債権者80名内外に対して10億円内外。
平成25年10月設立のキャッシュレス決済関連事業者。国内のキャッシュレス化という理念をかかげ、モバイル決済ソリューションサービスの提供を手掛けていた。世界各国の決済サービスを国内で利用可能なオープン型決済事業者向けプラットフォーム構築の実現に向けて事業を行っていた。関連会社のNT残余財産分配(株)(旧商号・NIPPON Tablet(株)、法人番号:4130001058698、東京都港区白金台5-13-26、高木 純代表※、平成28年11月設立)を通じて各加盟店舗に自社開発の決済用専用タブレットの無料レンタルを実施。中国三大決済サービス(アリペイ、ウィーチャットペイ、ユニオンペイ)の認証ライセンスを取得し、訪日客が利用できるモバイル決済サービスにも対応、平成30年12月期売上高は5億1,100万円内外を計上した。
しかし、以降は競合の台頭などによって競争環境が激化し、利用者が伸び悩む中、決済タブレットなどの先行投資負担が重く資金繰りはひっ迫。キャッシュレス決済サービスをめぐって債権者とトラブルも発生するとともにグループ全体で支払いぶりの悪化もささやかれるなど、資金面での変調が表面化していた。そうした中、コロナ禍の影響も加わって、インバウンド需要も落ち込むなど、販売は更に低迷。事業継続を断念し今回の措置となった。
(※「高」と表記しておりますが、正しくは「はしごだか」です)
業種 | キャッシュレス決済関連事業 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 東京都品川区東五反田5-22-37 |
設立 | 平成25年10月 |
代表者 | 菱木 信介 |
資本金 | 9,999万9,999円 |
負債総額 | 10億円内外 |