2022年3月1日 公開
(株)三晶(さんしょう)|宮城県多賀城市
【業種】 食料品卸・給食
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 10億8,600万円内外
特別情報仙台版(H26.3.17、R3.8.17)およびUS情報仙台版(R3.10.15)で既報。2月28日までに事業を停止し、事後処理を阿部 弘樹、山田 大仁の両弁護士(ひろむ法律事務所、仙台市青葉区大町1-2-1 ライオンビル8階、TEL 022-223-2905)に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は10億8,600万円内外が見込まれている。
設立当初は、個人への食材宅配を主な業務としていたが、昭和58年より大手ゼネコンなどの現地作業建設現場宿舎への食材配達業へと業種を転換。その後、企業内食堂へ調理人を派遣し、宿舎食堂運営の委託請負も開始するなど業務は拡大した。東日本大震災による復興特需もあって平成28年12月期の売り上げはピークとなる18億円弱まで伸長し、食材販売や食堂運営、仕出し弁当や調理機材の販売なども手掛け、東北6県をメーンの商圏として250カ所の建設現場作業員宿舎の食堂の委託を請け負うようになった。
しかし、復興需要の収束とともに受注が減る中、新型コロナウイルスまん延による工事現場の中断も相次いだことで、令和2年12月期の売り上げは10億円内外まで低下していた。
この状況の中、先行き改善の見通しも立たないとして事業を停止し、今回の事態となった。なお、関連会社の(有)三山食品(みやましょくひん)(法人番号:1370602001861、同所、佐藤 利香代表、食堂経営、平成10年6月設立、資本金300万円)も同時に破産手続開始申立の準備に入った。
業種 | 食料品卸・給食 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 宮城県多賀城市笠神4-3-37 |
設立 | 昭和55年1月 |
創業 | 昭和55年1月 |
代表者 | 佐藤 毅 |
資本金 | 2,400万円 |
年商 | 10億円内外(2/12) |
負債総額 | 10億8,600万円内外 |