2022年2月24日 公開
東証1部のオンラインゲーム開発O社~大幅減収と減損損失で多額の最終赤字|特別情報
令和3年12月期決算は、東証1部に市場変更した直後の平成25年同期以来8期振りの営業赤字に転落し、ソフトウェア資産の減損損失計上で純損益は従来予想を11億円下回る34億円の赤字となった。前期比100億円もの大幅減収のなか、諸費用の圧縮で営業・経常赤字額こそ予想から改善されたが、16億円の減損損失が響いた。最終赤字は同様に減損や関係会社整理損で多額の特損計上となった28年同期以来、5期振り。期初時点では前年と同程度の330~350億円を見込んでいた売上規模は、既存タイトルの売れ行き鈍化や競合タイトル登場の影響により想定を上回る減衰率で推移したため大幅に下振れ。新作タイトルも中国での版号審査の遅れなどで事業計画の変更を強いられ業績寄与が限定的となった。近年はゲーム事業を取り巻く環境変化が以前に増して加速。また、業績への大きな貢献を期待する・・・
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