2021年12月22日 公開

(株)セントラル｜岩手県奥州市

【業種】 建設機械リース・販売
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 96億5,800万円内外（2/12期末）

12月22日に仙台地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日同地裁より監督命令を受けた。申立代理人は橋本 芳則弁護士（金子・中・橋本法律特許事務所、大阪市北区西天満4-3-25、TEL 06-6364-6411）他4名で、負債総額は令和2年12月期末時点で96億5,800万円内外が見込まれている。

昭和48年10月創業の建設機械のリース業者で、大手ゼネコンや地場工事業者を顧客とし、地元では最大手クラスに位置する。建機や仮設ハウスなどのリースを行う他、修理や販売も手掛け、特に東日本大震災以降は積極的に拠点を開設、東北各地の他、関東地区も商圏とし、復興特需も取り込んで平成29年12月期の売り上げは75億円を超えていた。

しかし、復興特需の一巡から、以降は減収基調で推移し、直近の令和2年12月期の売り上げは66億4,700万円内外まで落ち込んでいた。積極的な営業攻勢による設備投資負担は大きく、資金繰りはひっ迫、今年5月には現代表が新社長に就任するとともに経営コンサルタントの支援も得て立て直しを図っていたが、先行きの業況回復も難しいとして自力での再建は断念し、今回の事態となった。