2021年12月15日 公開
ジャスダック上場の霊園開発F社~債務保証の履行と返済リスケ|特別情報
業務提携する宗教法人の債務保証を履行したことから資金繰りが悪化し、返済リスケをするとともにゴーイングコンサーンの重要事象等が付けられた。もともとダイレクトメールの発送代行を目的に設立したが、昭和53年2月から墓石の販売・施工へと業態変更したもの。屋外墓地のほか、近年は自動搬送式納骨堂である堂内陵墓の開発にも注力しており、葬儀を執り行う葬祭事業も売上の大きな柱となっている。令和2年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響から霊園や堂内陵墓の来園者数が減少したため、同年10月に投資ファンドを割当先とする第三者割当増資を実施して6億87百万円を調達し、同ファンドが54.8%を保有する筆頭株主となった(3年9月現在では51.3%)。しかし、開発資金等の資金需要がかさんで3年3月末の有利子負債は48億29百万円に達していた。こうした中、業務提携している寺院の堂内陵墓の売れ行きが芳しくなく、同寺院のシンジケートローン契約が財務制限条項に抵触したため、当社が債務保証する11億22百万円の履行を求められた。履行によって資金繰りが悪化した当社は、10月に返済する予定であった1億32百万円を猶予してもらうこととなった。現金及び現金同等物も3月末時点の・・・
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