2021年11月26日 公開
(医)クラルス|埼玉県見沼区
【業種】 眼科診療所経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 12億円内外
11月15日、東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には松下 満俊弁護士(梶谷綜合法律事務所、東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル18階、TEL 03-5542-1453)が選任された。負債総額は12億円内外。破産債権の届出期間は12月20日まで、財産状況報告集会の期日は令和4年3月7日午前10時。
平成29年4月開業、令和元年10月に法人化した眼科クリニック。さいたま市見沼区において「はんがい眼科」を開院し、最新の眼科医療を取り入れ、白内障や緑内障などの日帰り手術や小児眼科の診療にも対応する他、保険診療以外にも自由診療の眼内コンタクトレンズによる視力矯正や老眼治療などの医療サービスを提供してきた。積極的な事業展開で令和2年8月に東京都中央区に「板谷アイクリニック銀座」、今年6月には東京都新宿区「はんがい眼科新宿センタービル」を相次いで開業し拡大基調をたどっていた。
しかし、令和2年に入り新型コロナウイルス感染症拡大に伴って、手術などの患者受け入れの制限や、不急の受診控えなどを背景に事業収益は低調で推移していた。都内のクリニックについても同様に安定した患者数を確保できず、長期化するコロナ禍に医療機器などの設備投資負担も重く、資金繰りは悪化し事業継続を断念。今回の措置に至った。
業種 | 眼科診療所経営 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | さいたま市見沼区南中丸680 |
設立 | 令和元年10月 |
創業 | 開院 平成29年4月 |
代表者 | 理事長 板谷 正紀 |
資本金 | 資産の総額 1億4,950万0,423円 |
負債総額 | 12億円内外 |