2021年10月7日 公開
(株)日本クラント|栃木県下都賀郡
【業種】 プラスチック・金属塗装・印刷
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 31億8,500万円内外(2/12)
特別情報東京版(R1.10.24)、特別情報北関東版(R1.10.29)、さいたま支店情報会(R2.2.3)で既報。10月4日に宇都宮地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は高井 章光弁護士他2名(高井総合法律事務所、東京都港区西新橋1-15-5 内幸町ケイズビル9階、TEL 03-3519-7800)。負債総額は令和2年12月期時点で31億8,500万円内外。
平成元年4月創業、平成10年7月に法人化したプラスチック・金属塗装業者。当初、主体としていた印刷加工業からプラスチック製品などの塗装・加工業へと事業を拡大し、本社工場の他、都賀工場を有し、塗装加工や印刷加工などを行っていた。各種塗装装置や、パッド印刷自動機、レーザーマーカーなどの設備を備え、表面処理全般・各種検査など、顧客のニーズに合わせさまざまな加工を手掛けていた。自動車の車載部品やカメラ部品、化粧品容器やアミューズメント関連機器などを主力製品として、ピーク時の平成24年12月期には売上高14億7,900万円内外を計上していた。
その後は10億円内外の売上高で推移していたが、平成27年12月期には8億8,500万円内外まで売上高は減少。平成29年7月には有限会社から株式会社へ商号変更するなどしたが、その後の令和元年秋ごろには支払い遅延話が聞かれるなど、資金繰りの悪化が懸念されていた。更に、令和2年に入り新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、受注減少が顕著となり、令和2年12月期の売上高は6億9,100万円内外までダウン。4億9,600万円内外もの赤字計上により債務超過に陥るなど厳しい状況が続き、資金繰りは限界となり、今回の措置に至った。今後はスポンサー企業を探し再建を模索する方針。
業種 | プラスチック・金属塗装・印刷 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち5-3-23 |
設立 | 平成10年7月 |
創業 | 平成元年4月 |
従業員 | 34名 |
代表者 | 小森 治 |
資本金 | 300万円 |
年商 | 6億9,100万円内外(2/12) |
負債総額 | 31億8,500万円内外(2/12) |