2021年9月13日 公開
川越管財(株)(旧商号・日測エンジニアリング(株))|埼玉県日高市
【業種】 検査・測定装置製造
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 77億円内外(30/8)
特別情報東京版(H31.2.14)、特別情報北関東版(H31.2.15)他で既報。8月31日にさいたま地裁川越支部より特別清算手続開始決定を受けた。負債総額は平成30年8月期時点で77億円内外だが変動している可能がある。
昭和49年9月創業、昭和50年1月に法人化した検査・測定装置製造業者。温度・湿度・振動などを人工的に再現する環境試験装置メーカーとして、各種複合環境試験装置の製造・販売を手掛ける他、振動や騒音、温湿度など環境試験の受託や、関連機器のメンテナンスを行っていた。国内外にユーザーを有し、恒温恒湿室、バイブロチャンバー(温・湿度複合環境試験装置)、減圧環境試験室、オゾン測定室、寿命加速試験装置など、さまざまな検査・測定に関する装置を取り扱い、高い技術と開発力によって事業を拡大し、近年では平成26年に東京都港区、平成27年に三重県四日市市、平成30年には神戸市に、それぞれ事業所を開設するなど、積極的な展開でピーク時の平成29年8月期には売上高26億2,000万円内外を計上していた。
事業拡大の一方で投資負担は重く金融機関からの借り入れは過多で、有利子負債は年商を大幅に上回り収益を圧迫していた。そのような中、平成30年8月期の売上高は半減し、40億円内外もの最終赤字を計上。業容は急激に悪化し、著しい信用悪化が表面化して資金繰りは限界となり自主再建を断念。事業の大半を別会社に移管し、同社は5月31日に清算目的として商号を現商号に変更。同日株主総会の決議により解散し、今回の措置に至った。
業種 | 検査・測定装置製造 |
倒産形態 | 特別清算手続開始決定 |
所在地 | 埼玉県日高市大字旭ケ丘620-1 |
設立 | 昭和50年1月 |
創業 | 昭和49年9月 |
従業員 | 73名 |
代表者 | 代表清算人 八田 尚行 |
資本金 | 3,515万円 |
負債総額 | 77億円内外(30/8) |