2021年8月26日 公開
D-LIGHT(株)|東京都中央区
【業種】 LED照明、産業機器製造販売
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 50億円以上
特別情報東京版(R1.9.18、R2.10.13、R3.7.2)、東京支社月例情報会(R2.4.23)で既報。8月16日までに事業を停止し、事後処理を野間 自子弁護士(三宅坂総合法律事務所、東京都千代田区内幸町2-1-4 日比谷中日ビル6階、TEL 03-3500-2742)他3名に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は現在調査中だが50億円以上が見込まれている。
平成18年6月設立のLED照明、産業機器製造販売業者。当初は債権買取や買取代行業務を展開していた同社だが平成22年11月に現業に業態を変更した。大手高速道路会社の関連会社と共同開発したELREY DLIGHT(エルレイディライト)はグッドデザイン賞を受賞、一定の評価を得ていたとされる。また、同社によると北海道胆振東部地震以降の防災需要の高まりで足元の受注は増加。平成31年3月期売上高は250億円内外を計上していたという。
しかし、大手高速道路会社の関連会社によると同社とのLED製品の販売業務は、平成26年5月をもって終了し、業務提携も解消したと公表されるなど、関係者からは取引実態の真偽を指摘する声が出ていた。以降、信用不安は拡大。大口投資家の撤退や個人投資家との間で配当金をめぐるトラブルが発生したとささやかれるようにもなった。
こうした中、今年の6月22日には東証2部上場のアジア開発キャピタル(株)(法人番号:9010601034809、東京都中央区)が、過去の会計処理に関する特別調査委員会の報告書を公表するとともに同日付東証適時開示「特別調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」についての補足で同社が主導して蓄電池の売買を偽装した資金循環取引を行っていたと公表されるなど、信用不安は表面化。事業継続は困難と判断し、今回の事態となった。
業種 | LED照明、産業機器製造販売 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 東京都中央区銀座1-8-2 銀座プルミエビル6階 |
設立 | 平成18年6月 |
従業員 | 10名 |
代表者 | 鬼倉 達矢 |
資本金 | 1億1,000万円 |
負債総額 | 50億円以上 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2019年09月18日
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