2021年7月6日 公開

(株)ブルーム｜東京都渋谷区

【業種】 玩具・雑貨製造小売り
【倒産形態】 民事再生手続開始決定
【負債総額】 28億4,000万円内外

6月24日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日監督命令を受け、6月30日、民事再生手続開始決定を受けた。申立代理人は柴原 多弁護士（西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200）他4名。監督委員には山崎 和代弁護士（弁護士法人山崎和代法律事務所、東京都世田谷区北沢2-24-6 北口ビル2階、TEL 03-3460-5125）が選任されている。負債総額は債権者36名内外に対し28億4,000万円内外。

平成31年3月設立の玩具・雑貨製造小売業者で旧商号は(株)ＢＬＯＣＫ（令和元年8月7日商号変更）。各玩具やキャラクターグッズをはじめアミューズメント商品、各雑貨などの製造、卸、小売りを手がけている。また、発泡ウレタン製の柔らかいスポンジ素材で作られた玩具「スクイーズ」シリーズを使用、モッシュスクイーシーの屋号で原宿に店舗を展開していた。

同社の前身は、平成6年に創設した旧(株)ブルーム。旧(株)ブルームで玩具卸を手がけ、2000年代初頭に「スクイーズ」シリーズブランドが小中学生を中心に人気を博し、世界で累計1,000万個を販売するなど、ピークとなる平成16年9月期には売上高14億6,000万円内外を計上していた。

しかし、平成23年ごろにブームは一巡し一時休眠後、平成27年ごろに事業を再開。令和元年8月には同社が旧(株)ブルームなどを合併し、(株)ＢＬＯＣＫから現商号へ変更、同社が事業を承継した。

こうした中、令和2年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響による取引先の需要低迷や店舗の時短営業などで業績は急速に悪化、今回の措置となった。