2021年5月11日 公開
(株)九設｜大分市
【業種】 管・電気工事
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 30億円内外
特別情報大分版「暴力団と関係を有する事業者として通報される」（R3.4.30）で既報し、5月7日付本情報号外で決済不調を既報の同社は、5月10日に大分地裁へ破産手続開始申立を行った。申立代理人は松田 健太郎弁護士（まつだ総合法律事務所、大分市中島西1-1-28、TEL 097-535-1515）。負債総額は30億円内外。
平成8年3月法人設立。平成27年3月に田島 貴博が代表取締役社長に就任し、以降二人代表制をとっている。ホテル、賃貸マンション、病院、福祉・介護施設、店舗などを手掛ける大手ゼネコンや中堅建設業者の下請けにより、給排水設備や空調、電気工事を手掛けている。
大分本社の他、平成19年2月に福岡へ、平成23年5月には熊本へ支店を開設するなど業容を拡大。平成26年2月期には初めて50億円台の売上高を計上。以降、50億円内外の売り上げ推移を続け、大分県内に本社を置く設備工事業者ではトップ、九州地区でもトップクラスの売上高を誇る規模へ成長していた。
しかし、4月27日に同社と関連の(株)ＴＡ（法人番号：4290001071000、福岡市博多区上牟田1-11-25-301、田島 貴博代表）が、福岡県警から暴力団との関係を有する事業者として北九州市などへ通報され、同市のホームページ上で公表されたことを受け対外的な信用が低下し、取引関係先の対応の変化に加え、取引解消の動きが広がり、事業継続が困難な状況となっていた。
大分市の本社には「コロナウイルス対策の為、関係者以外立入禁止、消毒済み5月5日」と記した紙が貼られ事業を停止していた。
| 業種 | 管・電気工事 |
| 倒産形態 | 破産手続開始申立 |
| 所在地 | 大分市津守500 |
| 設立 | 平成8年3月 |
| 創業 | 昭和57年 |
| 従業員 | 65名 |
| 代表者 | 田島 貴博、他1名 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 年商 | 50億1,756万円（2/2） |
| 負債総額 | 30億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2021年4月30日
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