2021年2月17日 公開
創生ワールド(株)、他1社|長野県上田市
【業種】 飲料水・清浄水製造装置製造
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 10億円内外(2社合計)
同社と関係会社の深井総研(株)(法人番号:2100001011372、同所、同代表、資本金2,000万円)は、2月10日に長野地裁上田支部へ破産手続開始を申し立て、同日保全管理命令を受けた。保全管理人は清水 智弥弁護士(清水小池法律事務所、長野県上田市中央6-11-19-2階、TEL 0268-75-8150)。負債総額は社債を中心に2社合計で10億円内外が見込まれているが、変動する可能性がある。
平成元年2月設立の飲料水・洗浄水製造装置製造業者。ワールドスクリーン(株)の商号で事業を開始し、自社開発の飲料水・洗浄水製造装置(生成機)などの製造と販売を手がけていたが、平成5年10月に資金繰りがひっ迫して経営破綻した経緯がある。その後、平成5年11月に現商号に変更して営業を継続してきた。以降は、生成機の製造販売の他に、同機で製造した水の販売も展開して飲食店や食品メーカー、クリーニング業者、宿泊施設、一般家庭などに販路を構築。ピークを迎える平成18年3月期売上高は7億円内外を計上した。その後は生成機の販売は鈍化し、生成機のメンテナンスと水の販売が中心となり業績は低迷。平成29年3月期売上高は2億5,000万円内外まで落ち込んだため、この間は重なる社債発行を行い外部から調達した資金で経営を繰り回してきた。しかし、業績不振は解消できず、社債の償還期限が到来しても対応できない状態となる中、令和2年10月に代表が逝去したため、事業継続は困難となっていた。関係会社の深井総研(株)は、平成19年7月の設立。同社が販売した生水機の修理とメンテナンスなどを手がけ、平成29年6月には深井環境総合研究所(株)から現商号に変更。同社と連動して事業を展開していたが、今回の措置に至った。
業種 | 飲料水・清浄水製造装置製造 |
倒産形態 | 破産手続開始申立 |
所在地 | 長野県上田市秋和201-2 |
設立 | 平成元年2月 |
代表者 | 深井 利春 |
資本金 | 5,000万円 |
年商 | 2億5,000万円内外(29/3) |
負債総額 | 10億円内外(2社合計) |