2021年1月22日 公開
桜木管理(株)(旧商号・早野商事(株))|千葉市若葉区
【業種】 飲食店経営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 35億円内外
1月22日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は柴原 多弁護士(西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200)。監督委員は相羽 利昭弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、TEL 03-3356-5251)が選任された。負債総額は債権者22社内外に対し35億円内外が見込まれている。
昭和40年6月に創業し、昭和53年6月に法人化した飲食店経営業者。日本料理とすし、海鮮料理の店舗を展開していた。店舗は「波奈」、居酒屋「さかな問屋浜包丁」「とり屋一億」、とんかつレストラン「かつ波奈」「かつ友」、イタリアンレストラン「LA CUCINA HANA」などの多様な業態を手がけ、30店舗内外の直営店とフランチャイズ店を展開していた。他に食材の卸売りも併営し、季節商品の販売やケータリングサービスなどにも対応。ピークを迎える平成24年4月期売上高は63億円内外を計上していた。
その一方で、積極的な店舗展開に伴う借入金が膨らみ、不採算店舗も増加。店舗のスクラップ・アンド・ビルドとリニューアルを進めながら集客に努めるも、赤字決算が続いて債務超過に転落していた。その後、金融機関から返済条件リスケなどの支援を受けて、経営再建を図ってきたが、平成30年4月期売上高は51億円内外まで後退した。
また、昨年からは新型コロナウイルス感染拡大の影響によって休業を余儀なくされ、業況は悪化。店舗の閉鎖などを進めながら、第2会社方式での事業再生を目指し、令和2年12月に現商号に変更後、新会社として設立した早野商事(株)(法人番号:6040001116513、同所、同代表)に会社分割により飲食店事業を承継した。なお、新会社は(株)マルエイホールディングス(法人番号:7040001092712、千葉市中央区、椎奈 孝樹代表)をスポンサーとして事業を継続していく予定を立てている。
業種 | 飲食店経営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 千葉市若葉区桜木6-19-75 |
設立 | 昭和53年6月 |
創業 | 昭和40年6月 |
従業員 | 232名 |
代表者 | 早野 泰広 |
資本金 | 3,500万円 |
年商 | 51億円内外(30/4) |
負債総額 | 35億円内外 |