2020年12月22日 公開
(株)創真、他2社|東京都江東区
【業種】 建築工事
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 27億8,430万円内外(3社合計)
特別情報東京版(R2.6.19、R2.11.6、R2.12.2)で既報の同社と、関係会社の(株)Justice(法人番号:6011801025600、東京都江東区亀戸6-56-8、國井 聖代表、平成23年11月設立、資本金4,000万円)、(株)ブロード(法人番号:9011801026034、東京都江東区亀戸2-44-12、高橋 康二代表※、平成24年3月設立、資本金9,000万円)の2社は、12月21日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は萩野 聡之弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング20階、TEL 03-6864-3021)他10名。監督委員は勝部 浜子弁護士(やまぶき法律事務所、東京都千代田区神田小川町2-1 シンコー・ミュージック・プラザ5階イースト・ウィング、TEL 03-5577-6901)が選任された。負債総額は、(株)創真が18億8,600万円内外、(株)Justiceが7億8,850万円内外、(株)ブロードが1億0,980万円内外で、3社合計で債権者230名内外に対し27億8,430万円内外が見込まれている。債権者説明会は12月24日午前10時よりTKP東京駅大手町カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催を予定している。
平成9年6月設立の建設業者。(有)ホーエイ建設として設立後、平成17年11月に現商号に変更した。公共工事を主体とする建設業者で、東京都や各区役所などから受注した庁舎や都営住宅などの建物建設を手掛けていた。受注のほとんどを公共工事が占め、東日本大震災後は復興特需の恩恵を受けて業績を伸ばし、ピークを迎える令和2年6月期売上高は21億9,750万円内外を計上した。
その一方で、今年3月に破産した主力取引先の奥井建設(株)(3月24日付本情報号外で既報、法人番号:5011801006650、東京都足立区)に多額の不良債権が発生し、以降の資金繰りは悪化。その後は手形に関する話題が聞かれる他、決済面の問題も散発して対外的な信用は著しく低下していた。更に、今年に入ると新型コロナウイルスの影響で受注は減少をたどり、支えきれずに自力再建を断念し今回の措置をとった。
なお、12月21日付で建設工事業者の(株)冨士工(法人番号:2010701017769、東京都品川区東五反田1-22-1)との間でスポンサー契約を締結。(株)冨士工支援の下で事業を継続すると方針を立てており「今後は、同社あるいは同社が新設する新会社に裁判所の許可を条件として事業を継続することを予定」と説明している。
(※「高」と表記しておりますが、正しくは「はしごだか」です)
業種 | 建築工事 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都江東区亀戸2-44-10 |
設立 | 平成9年6月 |
創業 | 平成9年6月 |
代表者 | 片岡 久人 |
資本金 | 5,000万円 |
年商 | 21億9,700万円内外(2/6) |
負債総額 | 27億8,430万円内外(3社合計) |