2020年12月10日 公開

(株)綜合プランニング｜前橋市

【業種】 店舗運営、不動産
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 30億2,700万円内外（2/3期末）

12月10日までに事業を停止し、事後処理を釘島 伸博弁護士（弁護士法人釘島総合法律事務所、前橋市古市町1-43-1、TEL 027-252-1341）他に一任、破産手続開始申立の準備に入った。令和2年3月期末時点での負債総額は30億2,700万円内外で、今後変動する可能性がある。

平成19年10月設立。不動産賃貸業を主業とし、不動産投資開発事業として群馬県内に複数の不動産を所有・賃貸し、オフィスビルや商業ビル、介護施設などの物件を運用する他、店舗運営事業として、飲食店やスポーツシューズ店などの運営や、地元情報誌や官公庁の広報誌などの出版事業、前橋国際日本語学校の経営など、多様な事業を手掛け、令和2年3月期は6億6,000万円内外の年収入高を計上していた。

また、平成31年初めには、平成26年8月に締結した、生活雑貨関連を中心とした商品の販売などを経営するフランチャイズ契約に対し、商品代金の一部を支払期限までに支払われなかったことを発端に訴訟に発展するなどのトラブルも生じていた。

今年に入り新型コロナウイルスの感染拡大で日本語学校運営は大きな影響を受け、飲食店を中心とする店舗運営事業も利用客の減少に加え、休業などで著しく売り上げが減少していた。新型コロナウイルス対策特別融資などの利用などでしのいでいたが、借り入れは年商を大きく上回り、設備の先行投資の負担は重く、資金繰りのメドが立たず事業継続を断念した。