2020年11月18日 公開
リデア(株)|東京都港区
【業種】 衣料品輸入小売り
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 46億円内外
特別情報東京版(R2.10.5)で既報。11月17日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日付で保全命令を受けた。申立代理人は大石 健太郎弁護士(大石法律事務所、東京都中央区築地2-14-3 NIT築地ビル401、再生対策室TEL 03-5785-1023)、監督委員は香川 明久弁護士(香川法律事務所、東京都千代田区九段北4-1-5 市ヶ谷法曹ビル301、TEL 03-5226-0327)が選任された。負債総額は債権者360名内外に対し46億円内外が見込まれているが変動する可能性がある。
平成2年6月設立の衣料品輸入小売業者。立ち上げから程なく欧州中心のインポートショップとして「STRASBURGO(ストラスブルゴ)」1号店を心斎橋に出店。その後、イタリアブランドの「KITON(キートン)」やニットブランドの「CRUCIANI(クルチアーニ)」、イギリス発の紳士靴「EDWARD GREEN(エドワードグリーン)」などを輸入販売しアウトレットを含め全国29店舗を展開していた。
平成31年1月期にはピークとなる売上高81億7,000万円内外を計上していたが、ファストファッションの台頭などで販売が伸び悩む中、創業オーナーだった田島 淳滋社長が今年1月30日に志半ばで逝去。急きょ共同創業者でもある専務取締役管理本部長だった石原 秀樹氏が田島氏の遺志を継いで2月4日付で新代表に就任した。しかし、その後のコロナウイルス感染拡大を受け、店舗は臨時休業を余儀なくされて売り上げが急減。資金繰りに変調が聞かれる中、自力再建を断念して今回の措置に至った。
なお、東証1部上場の(株)ワールド(神戸市中央区)グループの(株)ワールドインベストメントネットワーク(東京都港区)が、(株)日本政策投資銀行(東京都千代田区)と共同出資するファンド運営会社、(株)W&Dインベストメントデザイン(東京都港区)を通じて同社の支援を発表。(株)W&Dインベストメントデザインと繊維商社の八木通商(株)(大阪市中央区)が共同スポンサーに就任し、裁判所の許可を条件として、新設される新会社を受け皿会社として事業譲り受けを行う予定を立てている。
業種 | 衣料品輸入小売り |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都港区北青山3-5-12 青山クリスタルビル8階 |
設立 | 平成2年6月 |
創業 | 平成2年6月 |
従業員 | 240名 |
代表者 | 石原 秀樹 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 80億円内外(2/1) |
負債総額 | 46億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2020年10月5日
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