2020年11月12日 公開

広栄運輸(株)｜横浜市鶴見区

【業種】 海上コンテナ・陸上貨物輸送
【倒産形態】 民事再生手続開始決定
【負債総額】 10億円内外

11月2日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、11月9日に民事再生手続開始決定を受けた。申立代理人は長屋 憲一弁護士（ＮｅＯパートナーズ法律事務所、東京都千代田区平河町2-4-13 ノーブルコート平河町502、TEL 03-5226-1122）。監督委員には内藤 平弁護士（みずき総合法律事務所、東京都新宿区市谷八幡町13 東京洋服会館6・7階、TEL 03-6265-0151）が選任された。負債総額は債権者30名内外に対し10億円内外が見込まれている。

昭和52年4月設立の海上コンテナ・陸上貨物輸送業者。東証1部の物流大手(株)日新（法人番号：2020001028235、横浜市中区、筒井 雅洋代表）の持分法適用関連会社で、10月19日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた新栄運輸(株)（10月20日付本情報号外で既報、法人番号：7020001017563、同所、同代表、資本金5,000万円）の事業拡大に伴い設立。海上コンテナの運送を中心に手がけ、新栄運輸(株)が手がけない商品の陸上貨物輸送を受け持つ他、倉庫業も併営していた。

令和2年5月期売上高は1億9,600万円内外を計上したが、10月1日付で不正経理の疑いにより、同社と新栄運輸(株)の代表取締役専務が解任される事態が発生してグループ全体で資金繰りがひっ迫。10月23日付で新栄運輸(株)が民事再生手続開始決定を受けたため、同社も連鎖して今回の措置となった。