2020年8月31日 公開
(株)リブアクション|東京都渋谷区
【業種】 不動産・建築工事
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 16億円内外
特別情報東京版(R2.6.10、R2.8.19)、東京支社月例情報会(R2.5.19)で既報の同社は、8月27日までに事業を停止し、事後処理を相川 泰男弁護士(相川法律事務所、東京都港区虎ノ門5-1-4 東都ビル5階501、TEL 03-5473-7395)他3名に一任した。破産手続開始申立は9月10日ごろを予定。負債総額は16億円内外が見込まれている。
平成21年7月設立の不動産・建築工事業者。創業当初は東京23区の中でも城南地区を中心にマンション、戸建て住宅の用地を仕入れオーナーおよび不動産業者などへ販売していたが、平成30年に特定建設業許可を取得すると、戸建て住宅を中心に開発も手掛けるようになった。慣れない新規事業で採算割れが続く一方、業績不振で債務超過だった関連会社を平成30年8月に吸収合併したこともあり財務基盤の強化が遅れる中、平成30年10月期はピークとなる61億4,100万円内外の売上高を計上していた。
しかし、開発にかかる短期借入をクラウドファンディング含むノンバンクに依存するなど金利負担が資金繰りを圧迫。令和元年10月期の売上高は34億1,900万円内外へ後退した。不採算プロジェクトの影響も大きく同期は4億9,500万円内外の赤字を計上し債務超過転落の話が聞かれ、資金事情も悪化。仕入れ先への支払い延期や給与遅配の風聞が断続的に浮上し、今年に入ると複数の取締役が辞任した。その1人が同業の新設会社代表に横滑りするなど慌ただしい動きが生じ関係筋が注目する中、8月中旬の時点で既に本社事務所を引き払い代表と連絡が取りにくい状態となる中、今回の事態となった。なお、同社の元財務担当者が代表を務める会社が同社のキッチン事業を継承しているが、同社の債権債務は承継していないもよう。
業種 | 不動産・建築工事 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南3-11-14 |
設立 | 平成21年7月 |
創業 | 平成21年7月 |
従業員 | 20名 |
代表者 | 宮本 宏三 |
資本金 | 9,000万円 |
年商 | 34億1,900万円内外(1/10) |
負債総額 | 16億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2020年6月10日
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は小社の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。