2020年9月2日 公開
東証1部のウェディング事業A社~新型コロナで大幅減収|特別情報
ウェディング業界大手だが、新型コロナウイルスの影響から業績が急速に悪化している。「ハウスウェディング」のパイオニアと知られ、平成13年6月に直営店をオープンすると一挙に全国へと展開した。一軒完全貸切のオリジナルウェディング、一顧客一担当制などを強みに掲げ、年間1万組以上の結婚式を挙行している。一方、17年6月にX社を連結子会社にして海外・リゾートウェディング事業に進出すると翌月にブライダルローン事業を、翌18年にハネムーンを提案するツーリズム事業を立ち上げて海外に活路を見出し、国内事業においても22年にレストラン事業へ、24年にホテル事業へ参入して事業の拡大を図ってきた。リーマン・ショックにより2期連続で赤字決算となったものの、以降は比較的堅調に推移し、新型コロナの影響が出始めた今年3月も婚礼や宴会のキャンセルが相次いだものの、令和2年3月期は大きな減収減益とはならなかった。このころ、当社では新型コロナの影響を今年9月ごろまで当て込み、キャンセルなども低い水準で抑えられて業績は10月以降に回復すると見込んでいた。ところが、緊急事態宣言が発令されると当社も休業を余儀なくされ、令和3年3月期第1四半期の国内ウェディング事業の取扱組数は2,988組減の82組へと激減し、売上高は26億02百万円(前年同期は160億12百万円)、経常▲35億63百万円(同8億21百万円)、最終▲59億92百万円(同4億68百万円)となった。このころ資金繰りへの影響が懸念されたが、4月から6月にかけて取引金融機関5行と…
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