2020年8月19日 公開
ジャスダック上場の飲食チェーンS社~昨年の台風に続きコロナ禍も直撃|特別情報
昨年10月の台風19号の被害を受けて令和2年3月期は赤字決算となったが、今期も新型コロナウイルスの影響で業績のさらなる悪化が懸念される。東京都心部や多摩地域を中心に15店舗、台湾に2店舗を出店している。いずれも高級レストランとして知られ、平均客単価は1万円を優に超える。また、洋菓子店を都内2店舗、横浜・大阪にそれぞれ1店舗展開している。このほか、文化事業の一環として平成8年から神奈川県で美術館も運営している。これまで好景気を受けて業績はおおむね順調に推移してきたが、昨年10月に発生した台風19号の影響で八王子市の旗艦店で大きな被害を受けると、10月25日からの25日間と今年2月2日から31日間の2度にわたって復旧工事を余儀なくされ、被害総額は3億13百万円に及んだ。美術館においても主要交通路が2か月間にわたって通行止めになるなどの影響を受け、令和2年3月期は減収に転じ、4億95百万円の最終赤字に転落した。新型コロナでは緊急事態宣言により4月8日から5月末まで臨時休業を余儀なくされ、令和3年3月期第1四半期の売上高は8億53百万円(前年同期は35億60百万円)、最終損益は8億20百万円の赤字(同35百万円の黒字)となった。懸念される資金繰りは、4月から5月にかけて計73億円のコミットメントライン契約を締結したものの、6月末時点の借入金は…
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