2020年6月29日 公開
新昭和鋼管(株)|東京都台東区
【業種】 精密機械鋼管製造
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 15億3,200万円内外(1/11)
特別情報東京版(H22.3.31、H24.3.19、H31.1.17、H31.3.27)および東京支社夏期・月例情報会(H22.8.3、H25.5.14、H25.8.6)で既報。6月16日に東京地裁より特別清算手続開始決定を受けた。負債総額は令和元年11月期時点で15億3,200万円内外。
昭和19年8月設立の精密機械鋼管製造業者。精密機械鋼管の製造を手掛け、自動車、建設機械、電機、産業機械などの部品製造を手掛けていた。大手メーカーからの受注生産を中心に事業を展開し、岐阜や茨城、福島などに製造拠点を設置し、ピークを迎える平成2年11月期売上高は64億4,000万円内外を計上していた。
その後、リーマン・ショックの影響を受けてからの業績は低迷が続き、平成21年11月期売上高は29億円内外まで大きく後退。平成21年3月に福島工場を閉鎖し、人件費の削減を実施しながら立て直しを図り、平成22年11月期の売上高は44億2,800万円内外まで回復した。しかし、平成24年4月以降は仕入れ先から債権・動産譲渡登記を設定されるなど資金繰りに変調が生じ、平成27年8月には茨城工場の稼働を停止した。その後、金融機関に継続支援を要請する一方、平成30年には内紛の話題が浮上し、平成30年11月期売上高は40億円内外まで落ち込んだ。
以降は事業継続に対する懸念も向けられていたが、平成31年2月に代表の所有不動産に対して銀行が仮差し押さえをするなど、動向が注視されていたが、2月14日付で事業を中部伸管工業(株)(法人番号:6030001134441、埼玉県草加市)に譲渡し、4月8日の株主総会で解散を決議して今回の措置となった。
業種 | 精密機械鋼管製造 |
倒産形態 | 特別清算手続開始決定 |
所在地 | 東京都台東区浅草橋4-16-4 |
設立 | 昭和19年8月 |
創業 | 昭和15年4月 従 業 員 87名 |
代表者 | 代表清算人 瀧脇 道治 |
資本金 | 6,000万円 |
年商 | 40億円内外(30/11) |
負債総額 | 15億3,200万円内外(1/11) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2010年03月31日
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