2020年5月1日 公開
(株)ロイヤルオークリゾート|大津市
【業種】 リゾートホテル運営
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 50億円内外
4月28日に事業を停止し、大津地裁へ破産手続開始を申し立てた。申立代理人は鈴木 学弁護士(西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200)他2名。負債総額は50億円内外が見込まれる。
平成14年3月に設立したリゾートホテル運営会社。平成2年5月にオープンするもバブル崩壊の影響を受け、運営会社が経営破綻した「ロイヤルオークホテル」を平成14年9月に買収。平成18年に現在の「ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ」をリニューアルオープンした。琵琶湖湖畔の立地を生かしたレイクビューの部屋も備えた全169室の客室に加え、西日本最大級のスパや3カ所のウェディング会場、和洋中が楽しめる6つのレストランなど充実した設備を売りとして特に女性客の人気が高く、平成26年3月期の売上高は31億2,000万円内外を計上していた。
しかし、近年はインバウンド効果の影響で京都市内において同業のホテルが乱立して競争が激化。もともと、滋賀県内においてはインバウンド効果も限定的で、公共交通機関でのアクセスに課題を抱えていたこともあって業績が伸び悩み、平成31年3月期の売上高は19億円内外まで落ち込んでいた。
その間、複数回にわたる経営陣の交代を実施するなど業容改善を模索していたが、今般の新型コロナウイルス感染拡大により集客面は更に悪化。緊急事態宣言が全国に発出されたことを受け、4月28日から6月30日までホテル全館を臨時休館とするリリースを4月22日に発表したものの、先行きの見通しが立たないことから4月28日に全従業員を解雇し、今回の措置となった。
業種 | リゾートホテル運営 |
倒産形態 | 破産手続開始申立 |
所在地 | 大津市萱野浦23-1 |
設立 | 平成14年3月 |
従業員 | 240名 |
代表者 | 菅谷 順一 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 19億円内外(31/3) |
負債総額 | 50億円内外 |