2020年4月14日 公開
サクラ産業(株)|東京都品川区
【業種】 美容用品卸
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 28億8,000万円内外
特別情報東京版(H22.2.3、H23.12.28、H28.6.13、H28.10.31、H30.10.3)および東京支社月例・新春・夏期情報会(H22.8.3、H24.2.7、H28.5.26、H28.8.4、H28.10.13)で既報。4月9日に東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は高橋 千早弁護士(LM法律事務所、東京都中央区銀座3-13-19東銀座313ビル2階、TEL 03-6281-5505)が選任された。負債総額は平成31年3月末時点で28億8,000万円内外。
昭和37年7月に創業し、昭和38年5月に法人化した美容用品卸業者。美容院向けのヘアケア商品と美容器具の卸売りを手がけていた。シャンプーやコンディショナー、カラー剤とドライヤーやアイロンなどを多彩に品ぞろえし、ナショナルブランドだけでなく、一部自社ブランド品も展開。本社を軸に名古屋、福岡、静岡などに拠点を構えて営業基盤を構築し、小売店舗の「ヘアラボ」も都内や北海道などに約4店舗出店していた。また、関連会社や同業者と連携を図って全国に販売網を形成し、ヘアサロンの開業支援や開業後のセミナーなども開催。ピークを迎える平成20年3月期売上高は44億円内外を計上した。
その後の業績は一進一退を繰り返す中、取引先の倒産によって1億円強の不良債権が発生。以降の借入金は増加をたどる一方で、平成23年後半には手形に関する話題、平成27年4月以降は主力仕入れ先から債権・動産譲渡登記設定を受けるなど、資金繰りの悪化が進んだ。平成28年3月以降は財務面を立て直すとして社有不動産を売却するも奏功せず、余裕のない繰り回しでしのいでいたが、今回の措置に至った。
業種 | 美容用品卸 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル11階 |
設立 | 昭和38年5月 |
創業 | 昭和37年7月 |
従業員 | 59名 |
代表者 | 塚原 正浩 |
資本金 | 6,850万円 |
年商 | 35億8,000万円内外(30/3) |
負債総額 | 28億8,000万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2018年10月03日
特別情報とは
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