2020年4月13日 公開

(株)ＭＪＧ、他1社｜東京都新宿区

【業種】 接骨院・鍼灸（しんきゅう）院経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 47億1,700万円内外（2社合計）

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特別情報東京版（R1.6.10、R1.12.5、R1.12.13、R2.3.11）および東京支社月例・新春情報会（R1.5.23、R2.2.6）で既報。関係会社の(株)フロンティア（法人番号：2012801018259、東京都立川市錦町3-1-2、同代表、資本金100万円）とともに4月10日、東京地裁へ破産手続開始を申し立て、同日同地裁より破産手続開始決定を受けた。申立代理人は高橋 修平弁護士（高橋修平法律事務所、東京都中央区銀座2-2-2 ヒューリック西銀座ビル6階、TEL 03-6903-3210）他6名、破産管財人は三村 藤明弁護士（アンダーソン・毛利・友常法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング20階、TEL 03-6864-3011）が選任された。負債総額は、同社が債権者2,335名内外に対し43億8,000万円内外、(株)フロンティアが債権者23名内外に対し3億3,700万円内外で、2社合計で47億1,700万円内外が見込まれている。なお、今般の新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、電話による対応は困難となっている。

平成23年6月に創業し、平成24年3月に法人化した接骨院・鍼灸院経営業者。首都圏を中心に接骨院チェーンの「ＭＪＧ接骨院」「ＭＪＧ整体院」を運営していた。40代以上の女性を中心に、骨盤・深層筋・神経などのゆがみを矯正するプログラム「ＰＩＭバランス」メニューを主力とし、各種柔道整復術の施術も手掛けていた。他に、交通事故・スポーツ事故など急性症状の治療にも対応し、首都圏を中心に、北関東や中部地方などにフランチャイズ店を含めた180店舗内外を展開していた。ピークを迎える令和元年11月期売上高は50億3,300万円内外を計上した。積極的に新規出店するものの、管理体制が追いつかずに不採算店舗が増加する中、借入金の返済負担が重くのし掛かり、令和元年9月末には銀行から債権譲渡登記を設定されるなど、資金繰りは余裕を欠く状態となっていた。

その後、「やせプログラム」というメニューにおいて、体脂肪を減らせるという根拠のない宣伝をしたため、令和元年11月18日に埼玉県から景品表示法違反（優良誤認）で再発防止を求める措置命令を受けていた。その後、本年2月には社員より労使トラブルや保険診療の不正請求などを告発されて、対外信用が著しく低下する中、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて来院顧客数が急速に減少。急激な業績不振に陥り、取引先への支払い遅延や従業員への給与遅配が生じたため、金融機関への返済猶予要請やスポンサー交渉で経営の立て直しを図るも奏功せず、一部店舗では「施術者が体調不良により臨時休業する」と発表。以降は、新型コロナウイルスの感染予防対策として複数店舗を臨時休業していたが、事業継続は困難と判断して今回の措置に至った。

なお、4月10日付の同社ホームページ上で破産管財人が「ＭＪＧ接骨院」「ＭＪＧ整体院」の一部店舗を、東証2部上場の(株)ＭＣＪ（法人番号：9030001052005、東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー26階、登記上：埼玉県春日部市緑町6-14-53、高島 勇二代表※）の子会社、(株)Ａｐｒｅｃｉｏ（法人番号：9010401089012、東京都中央区日本橋3-15-8 アミノ酸会館ビル7階、石田 博己代表）に事業譲渡する予定の旨を伝えている。

（※「高」と表記しておりますが、正しくは「はしごだか」です）

業種	接骨院・鍼灸（しんきゅう）院経営
倒産形態	破産手続開始決定
所在地	東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング36階
設立	平成24年3月
創業	平成23年6月
従業員	1,700名
代表者	木崎 優太（※崎＝「山へんに竒」）
資本金	5,000万円
年商	50億3,300万円内外（1/11）
負債総額	47億1,700万円内外（2社合計）

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