2020年4月1日 公開
関東食研(株)、他1社|東京都墨田区
【業種】 飲食品研究開発
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 30億8,060万円内外(2社合計)
同社と関係会社のJ’sファクトリー(株)(法人番号:8060001023689、東京都江東区住吉1-19-1、同代表)は、3月31日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日保全・監督命令を受けた。申立代理人は橋本 芳則弁護士(大阪市北区西天満4-3-25 梅田プラザビル別館9階、TEL 06-6364-6411)。監督委員は石本 哲敏弁護士(石本哲敏法律事務所、東京都千代田区丸の内1-8-2 鉄鋼ビルディング3階、TEL 03-6268-0068)が選任された。負債総額は、同社が債権者137名内外に対し21億5,115万円内外、J’sファクトリー(株)が債権者87名内外に対し9億2,945万円内外、2社合計で30億8,060万円内外が見込まれている。
平成10年5月設立の飲食料品研究開発業者。飲料や飲料食品素材の研究と開発を手がけていた。食品清涼飲料水や菓子類、健康食品などの多岐にわたる飲食料品全般の企画、研究、開発支援などを展開し、コンビニや食品スーパー、外食チェーン、ドラッグストアなどに営業基盤を構築。依頼先のプライベートブランド(PB)製品開発を主力としていた。食品加工に関する高い開発力と、幅広いネットワークを有し、ピークを迎える平成20年11月期(11カ月間の変則決算)売上高は41億2,400万円内外を計上していた。その一方で、競合激化や惣菜(そうざい)部門の収益性悪化が続き、財務面がぜい弱化する中、カンボジア工場の本格稼働が軌道に乗らず業績は低迷。令和元年11月期売上高は17億0,800万円内外まで落ち込んで大幅赤字を計上した。以降の資金繰りは悪化をたどり、金融機関に返済条件変更を要請するも、支えきれずに今回の措置に至った。
平成24年3月設立のJ’sファクトリー(株)は、食料品、飲料の企画開発、製造などを手がけていたが、同社に連鎖した。
なお、債権者説明会は4月6日(月)午後2時から「すみだ産業会館」(東京都墨田区江東橋3-9-10)にて開催される予定。
業種 | 飲食品研究開発 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都墨田区緑4-23-4 |
設立 | 平成10年5月 |
代表者 | 鷺谷 一雄 |
資本金 | 7,900万円 |
年商 | 17億0,800万円内外(1/11) |
負債総額 | 30億8,060万円内外(2社合計) |