2020年3月17日 公開
(株)シティーヒル|大阪市中央区
【業種】 婦人服製造販売
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 50億円内外
特別情報大阪版(R1.8.8、R2.1.8)、大阪支社情報会(R1.8、R1.12)他で既報。3月16日付で大阪地裁に民事再生手続開始申立を行った。申立代理人は内芝 良輔弁護士(弁護士法人三宅法律事務所、大阪市中央区今橋3-3-13、TEL 06-6202-7873)他、監督委員には加藤 清和弁護士(梅田総合法律事務所、大阪市北区堂島1-1-5、TEL 06-6348-5566)が選任されている。担当弁護士によると、負債総額は50億円内外と聞かれる。
昭和61年に創業、昭和63年6月に法人化した婦人服製造販売業者。10~20代の女性をターゲットに「MAJESTIC LEGON」「le. coeur blanc」などの自社ブランドを手掛け、直営店107店、FC店30店舗など展開していた。
代表者の強力なリーダーシップのもと、積極的な出店による拡大路線を打ち出し成長路線をたどってきたが、その後の環境悪化で不採算店舗が出るなど近年は売り上げ頭打ちとなり、出退店費用などが負担となり平成31年2月期まで3期連続最終赤字となっていた。
厳しさが表面化する中で、平成31年3月には代表者自宅不動産に対してりそな銀行が極度額2億円の根抵当権を設定する動きや、夏ごろには取引金融機関に対してリスケ要請を実施するなど資金面に関する変化が相次ぎ、取引関係筋の間で警戒感が高まっていた。
その後しばらくは目立った動きも見られなかったが、令和元年12月には月末に向けての決済面について危惧(きぐ)する声が市中筋をはじめ多方面から聞かれるようになるなど同社への注目が再浮上。年明け以降も外部環境の悪化で集客力減少に歯止めが掛からず厳しい運営を強いられていた中、ここへきて決済資金のメドが立たず法的申立による再建の道を選択する事態となった。
業種 | 婦人服製造販売 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 大阪市中央区博労町4-5-9 |
設立 | 昭和63年6月 |
創業 | 昭和61年4月 |
従業員 | 544名 |
代表者 | 中田 勉 |
資本金 | 5,000万円 |
年商 | 137億2,800万円内外(31/2) |
負債総額 | 50億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2019年08月08日
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