2020年2月18日 公開
(株)四季楽、他1社|東京都町田市
【業種】 米飯・惣菜製造
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 10億0,150万円内外(2社合計)
特別情報東京版(H29.5.19)および東京支社夏期情報会(H29.8.9)で既報の同社と関係会社の(株)四季フーズ(法人番号:2012301006805、同所、同代表)は、2月17日に横浜地裁へ破産手続開始を申し立て、同日、破産手続開始決定を受けた。破産管財人は若田 順弁護士(新横浜法律事務所、横浜市港北区新横浜3-18-3 新横浜KSビル4階、TEL 045-477-5821)が選任された。負債総額は、同社が5億2,590万円内外、(株)四季フーズが4億7,560万円内外、2社合計で10億0,150万円内外が見込まれている。
昭和46年4月設立の米飯・惣菜(そうざい)製造業者。業務用米飯類の製造を中心に手掛け、他におにぎりや寿司、各種弁当と惣菜類を多彩に製造していた。平成2年に相模原市に炊飯工場を開設し、東京・神奈川などの食品スーパーマーケットや生協、給食業者、外食店に営業基盤を確立。ピークを迎える平成14年3月期売上高は27億円内外を計上していた。
平成9年12月設立の(株)四季フーズは、同社向けの業務用米飯類の製造を中心に、デパート・高級スーパーなどに納入する食品類を製造。平成13年に開設した神奈川県綾瀬市のライスセンターで製造を手掛け、ピークを迎える平成19年3月期売上高は21億2,600万円内外を計上していた。
その後、コンビニエンスストアの出店増加によって2社とも業績は低調に推移。年間売上高は20億円を下回るまで落ち込む中、同社は不良債権が散発し、(株)四季フーズは食品表示のミスで自主回収を余儀なくされるなどトラブル多発で財務は毀損(きそん)していた。以降も巻き返しを図れず、平成29年5月にはノンバンクへの融資打診が否決となるなど資金繰りは悪化をたどり、近時は税金の滞納がささやかれるまで財務面は脆弱(ぜいじゃく)化し、支えきれずに今回の事態となった。
業種 | 米飯・惣菜製造 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 東京都町田市南町田3-3-12 |
設立 | 昭和46年4月 |
従業員 | 20名 |
代表者 | 竹島 伸司 |
資本金 | 1,500万円 |
負債総額 | 10億0,150万円内外(2社合計) |